普通の医師は常識として知っている

2012.01.20

どのようなガンにはどのような治療がよいかを普通の医師は常識として知っています。しかし、医学的常識を知らない患者が彼らの意見に惑わされて、ガンの治療を単純に決めつけるのは大きなまちがいを引き起こすことになります。ガンそのものが不確定要素を持っているので、患者が医師の助言なしに治療の是非を選択することは危険であり不可能なのです。このように奇をてらった意見を単純に信じることはまちがいです。病名は同じガンでも、各患者によってガンの内容がそれぞれが違うからです。

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患者が持つ素朴な疑問に対し、両極端の意見が共存することは医学の難しさを表していますが、このことを「医学の違和感とまやかし」と患者が感じるのであれば残念に思います。ここで必要なことは、患者の顔が違うように、疾患も各患者によって違っており、そのことを理解した上で医師の説明をきくことです。そして、相手が納得できるように説明するのが医師の使命になります。ただ実際には残念なことですが、ガンの患者の半数近くは手遅れの状態で入院してきます。そして、ガンの確定診断がつく前に、全身状態の悪化のため本人にガンかどうかを知らせる余裕もないまま亡くなっているのです。このような状態の時にはガンの告知は消極的になります。