難治性症例でも、スッキリときれいに

2011.03.31

ニキビは、まだ毛嚢炎の段階では薬局で売られている塗り薬程度の治療で治ってしまうこともあります。その繰り返しで、思春期を乗り切れればとくに問題になることはありません。しかし、正式に「尋常性ざそう」と診断されるようなニキビは、的確な治療が必要になります。とくに、炎症が治ったあとの凹凸不整や部分的に濃い色素沈着が起こるので、多くの患者さんを長期的に悩ませています。こういった難治性のニキビには有効な医薬品がほとんどなく、簡単に効果が得られる方法はありません。大阪北区にある藤川内科クリニック院長・藤川圭一医師は、この「尋常性ざそう」の患者さんに抗生物質を含んだ院内製剤とCO2ジェル(『メディプローラー』を使用)を併用して、非常に良い結果を得られています。その報告から、症例を紹介しましょう。ひとり目は、22歳の女性です。CO2ジェルのパック前の次ページの写真を見ると、頬全体にニキビの丘疹が見られます。そこで、毎日1回、CO2ジェルのパックを20分間続けました。そして3ヵ月後、ずっと消えなかったニキビ跡でしたが、見事にきれいに改善しました。次は、29歳の女性です。それまでにいくつかの皮膚科で「尋常性ざそう」の治療を受けてきましたが改善のきざしはみられず、CO2ジェルによる「CO2テラピー」を試してみることになりました。それまでの治療では、何種類かの抗生物質、抗炎症剤、レチノイド外用剤などが使われましたが、ほとんど効果はなかったとのことです。かなりの難治性症例だったと考えられます。そこで、ほかの薬剤はいっさい投与せず、CO2ジェルのパックのみを1日1回20分間行いました。その結果、治療4週間目、炎症と発赤がかなり軽減され、高さ最大約3ミリあった丘疹が1ミリ程度に小さくなりました。治療を開始して6週間の段階では、一部に発赤している部分を残すものの、丘疹は完全に平坦化しました。その段階で、治癒と判断されて「CO2テラピー」は終了したということでした。藤川先生も患者さん本人も副作用はまったく認めておらず、むしろ皮膚が非常になめらかになって、化粧のりがよくなったということでした。本人は、繰り返し治療を重ねてもいっこうによくならなかったあげくのことで、半ばあきらめていたような状態だったようです。いろいろな条件下で複雑に慢性化したような症例でも、CO2ジェルは即効的には床的に使用している多くの医師から報告を受けています。
(参考)
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