入居者は「うちの家族がこれだけ訴えているのに信用しないのか」「すでに相当なる精神的苦痛を覚えている」「このような状況を我慢して生活するのは耐えがたい」「現場確認のために人の生活空間にまで立ち入ってくるのは家主であっても、明らかに越権行為だ」などという理不尽な言葉を吐かれます。つまり、現場確認を忌避するという態度をとられるのです。こうなってはじめて、大家さんは、最初から現場確認しなかったことを悔やみますが、このままではこれからも次々イチャモンを付けられるのも必至と感じ、この入居者家族の過去の居住歴を全部洗ってやる決意を固めたのだそうです。
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その結果、前居住地の大家さんにあたったところ、この一家は入居まもなくすると、部屋の湿気がひどくタンスの中の高級衣類にカビがはえたと執拗に迫り、大家さんから数万円の賠償金をふんだくったこと、トイレのたまり水が絶えて悪臭がする状況が改善されないといって家賃を14ヶ月分滞納し大家さんはようやくそれをチャラにするからということで退去してもらった、という驚くべき証言を得ることになったのです。