韓半島の東南端にあって、山口県と福岡県に最も近い道(日本の県に相当する)が慶尚南道である。面積は一万〇五〇k?で、韓国全土の一〇・六%に相当し、人口は約三〇六万人(一九九八年二月現在)で韓国全人口の六・六%を占めている。慶尚南道は古くから農業、林業、水産業が栄えた地域であったが、一九六〇年代ころから蔚山、昌原、馬山、巨済の各市をつなぐ大規模な臨海工業ベルト地帯が形成されて、今ではソウル・仁川地域に次ぐ韓国第二の工業地帯となっている。一九九九年現在の慶尚南道の生活ごみの発生量は、一人一日当たり〇・八七kgである。同年の生活ごみの処理率は、埋立処分が六六%で、焼却処理が一一%、資源ごみのリサイクル率が二三%であるが、二〇〇三年までにはごみの発生量を一人一日当たり〇・八?、埋立率を四〇%、焼却率を三〇%、リサイクル率を三〇%にする目標になっている。慶尚南道の道庁がある昌原市は、面積が二九一・八k?で、一九六〇年代に釜山市から移ってきた道庁の町として開発され、農業地帯にあった小さな町が今では慶尚南道の行政・経済・工業・農水産業の中心地として目ざましく発展し、人口が五〇・三万人(一九九八年末現在)の大都市になっている。新しい町であるだけに、総合的な都市計画の下に、市街地と住宅地、工場地帯が画然と分けられて、住宅地には高層住宅が林立している。また、道路や公園、上・下水道などもよく整備されている。